『アベドの物語(オートム・ハ・アベド)』 目次


第1巻〈エイネー〉 



◆ストーリーPV◆

◆あらすじ◆ 

 果ての海に浮かぶ島、エイネー国。そこでは、アベドと呼ばれる民が、独自の文化を築いていた。

 とある夜、海から生まれたアベドの男の子、ナッシュトール。友人が一人もいない彼は、見習いになると同時に、かつての自分を捨て、「いい感じの子」になる決心をする。

 一方、国に広がりはじめた、新たな呪い〈見えない死〉。解決すべく、立ち上がる国の魔導師たちだが、魔導師の少女アートゥナは、一人、”魔導師をやめる方法”なんてのを考えていた!

 泣いてばかりの魔法動物、はじめての見習い生活、謎の「資料」を取り巻く密かな取引、広がり続ける〈見えない死〉……。勃発する事件のもとには、君主、光の民(シスルア)のもとで生まれつつある、アベドたちの理想があった。

【以下、絵に触れると、ページが開きます】


◆1 はじめ

「地の民 その先 決めるのは……▼

◆2 眠らぬ子 

「真っ黒い世界へ、幾艘もの小舟が……▼

◆3 蜘蛛と鴉 

「おーい!呪われ野郎、治してやるから……▼

◆4 魔導師の木

「ナッシュが保育部屋で涙を流す日々を……▼

◆5 見習いの式

ナッシュは人差し指の切り傷を……▼

◆6 丘の家

けれど、感傷に浸っている間はなかった。チャルーが唾を飛ばしながら……▼

◆7 村回り

初めてのことは、長いようでいてあっという間に……▼

◆8 魔法の子

「アリィア?」

 その夜。闇に沈む魔導師の木の中を、一人の少女がそう言って歩き回っていた……▼

◆9  トウーラ、美しき琥珀

 クワーレンは唸った。「諦めろ」蜘蛛がそう言って…▼

◆10 魔導師の仕事

「見えない死?」ノゥアの向かいん座る、髪を一つに結った女は……▼

◆11 二人の師の人

クワーレンはあくびをかみ殺して、ドナウト師による狩の人の講義を…▼

◆ 12 〈天守り(グロナーシュ)〉

手の中で回していた竜の骨筆が落ちた…▼

◆13 顔寄せ亭

朝の太陽は、鈍色の雲に隠されていた…▼

♦14 イムサの隠し事

イムサは、さっそく、どんぐり入りポウを…▼

◆15 炎のもとで

しんしんと降る雪は、絹のような闇の中で舞い続けた…▼

◆16 輪

目をあけたとき、クワーレンは、その寝台の質感と包む毛布の…▼

エイネー1巻 〈エイネー〉【完】